岩手日報制作センターで藤沢朗センター長を取材する(左から)小野由莉子記者と浅井琢臣記者

 【浅井琢臣(たくみ)記者=盛岡・岩手大付属(ふぞく)小5年、小野由莉子(ゆりこ)記者=同・上田小5年】私たちは冬休み中の1月12日、矢巾(やはば)町にある岩手日報制作(せいさく)センターを訪ね、日々発行(はっこう)される新聞印刷(いんさつ)の仕組みをセンター長の藤沢朗(あきら)さんに聞きました。

 まず、工場の規模(きぼ)がすごいと思いました。カラー印刷はさまざまな色がありますが、もともとは四つの色で、重ねることで多彩(たさい)な表現(ひょうげん)ができること、およそ6年前に発生した東日本大震災(だいしんさい)を教訓(きょうくん)に、紙やインクなど1週間分を常に保管(ほかん)していることなどが分かりました。

 原料(げんりょう)となる紙は、古新聞を再生(さいせい)して使っているということです。藤沢さんは「現在の工場で印刷される新聞紙は、約90%が古新聞でできています」と話していました。

 他にも新聞を印刷するために大事な「刷版(さっぱん)」という部分も、リサイクルして使っていました。紙や刷版の再生には、製紙(せいし)会社などいろいろな工場や施設が関係しているそうです。これらのことから、資源(しげん)を大切にしながら、新聞が作られていることが分かりました。

 30年以上前に藤沢さんが仕事に就(つ)いたころに比べると、真夜中(まよなか)に刷(す)り始めてから終わるまでのスピードは2倍くらい速くなったということです。一方で「ここ最近は大きな変化はありません」とも話しました。

 速さだけを求めるなら機械の開発(かいはつ)はどんどん進みますが、日々の印刷の効率(こうりつ)や費用(ひよう)を考えることも大事ということでした。藤沢さんは「時代(じだい)は変わっていきますが、(読んでくれる人がたくさんいる限り)新聞作りの大切さは変わらないでしょう」と話しました。

 2人は、岩手日報の子ども記者として、4月の全国こどもサミット(東京)に参加する予定です。