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乳がん?

乳がんは女性特有の病気として有名です。また、自覚症状に乏しいのが特徴で、病院などでも見落とされやすいがんとして知られています。現在では医療技術が発達し、治療も可能になってきていますが、発見が遅れると死に至るケースも存在します。 乳がんの初期症状は主に、乳房のしこりです。これは触診で発覚することが多いため、日ごろからのチェックが重要になってきます。しこりが大きくなると除去が難しくなるため、早めに発見することに越したことはありません。 また左右の乳房の大きさが違っていないか、わきの下(リンパ線)が腫れていないか、などの項目も乳がんの初期症状として列挙されています。 あとは微熱や倦怠感といった、素人目には分かりずらい初期症状ばかりです。普段の身体状況や健康管理にはしっかり気を配るようにしましょう。 乳がんの早期発見のためには、定期的に乳がん検診を受ける必要があります。40歳以上の女性には、最低でも2年に1度の検診が推奨されています。 乳がんを発症してしまった多くの人は、乳がん検診を受けたことがなく、その初期症状に対する知識を持っていませんでした。乳房に違和感を感じたら、それを初期症状と疑い、直ちに病院へ行くことが大切です。 乳がんは他のがんと違って、比較的自分でも気づくことができるがんの一つです。ですから、もしも自分の体に違和感を感じた場合は、なるべく早めに検査をすることが大事になってきます。乳がんが早期の状態であれば、その分治療をして完治する可能性が高くなります。 そこで、乳がんにみられる初期症状を知っておくことが重要になってきます。乳がんの主な初期症状としては、乳房にしこりやくぼみがある、乳房に痛みや熱がある、左右の乳房の位置がずれているなどの症状が考えられています。また、乳房だけではなく、乳首が陥没している、乳頭がただれている、乳頭から出血がある、首やわきの下にしこりがあるなどの症状も乳がんの初期の段階では発生することがあります。 しかし、しこりなどの症状は授乳中のお母さんでもみられる症状なので、必ずしも乳がんであるとは言えません。ですから、もしも乳房や乳頭などで異変を感じたら、病院に行って検査を受けてみることが大切です。主な乳がんの検査としては、マンモグラフィーや超音波検査などを用いて胸の奥の状態を調べる検査を行います。しこりなどがまだ小さければ、治療をすることによって、がんの進行を防ぐことができます。

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子宮がん?

子宮頸がん・子宮体がんともに、症状はあまりでないことが多いですが、がんのできた部位や進行度によっては、自覚症状がみられる場合があります。 子宮頸がんでは、膣部に近い部分にがんができるため、がんにより出血をしている場合には、不正出血や性交時の出血、性交後の出血がみられる場合があります。また、おりものが白や黄色っぽく変化する場合があります。進行すると、おりものの色の変化や悪臭が顕著にみられるようになり、出血量も増える傾向にあります。さらに進行すると、がんの腫瘍が大きくなり炎症部位も広がるため、周囲の臓器や神経を圧迫することにより、下腹部の痛みや排便異常・排尿障害などの症状が現れます。

子宮体がんの場合も同様に、おりものの色の異常や、不正出血や性交時の出血、性交後の出血がみられる場合があります。進行すると、おりものに膿が混じり悪臭が顕著にみられるようになります。がんの腫瘍が大きくなり、子宮の出口を塞ぐまでに成長すると、子宮からの血や膿、おりもの(分泌液)などが排出されなくなるため、炎症を起こし子宮留脳腫(しきゅうりゅうのうしゅ)を引き起こし、下腹部痛・発熱・寒気などの症状が現れます。 子宮にできたがんが膀胱や直腸などにまで浸潤した場合には、膀胱壁や直腸壁に穴が開き、中にある尿や便が子宮内に流れ込み、ひどい悪臭の原因となることもあります。

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卵巣がん?

卵巣がんは女性ならどの年齢にもみられる病気ですが、最も多いのが40~50代前半だと言われています。卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれており、がんになっても無症状のまま進行するのが特徴です。そのため、自覚症状が全くないまま他の組織に転移して症状が現れることで病気が見つかったという人も少なくありません。しかし、卵巣がんは発症率の高い病気です。少しでもおかしいと思ったら、すぐに医療機関を受診しましょう。 卵巣がんの自覚症状が分かりにくいのは、卵巣が親指大くらいの小さな臓器であるため、腫れていても周囲に影響を与えにくいためです。卵巣がんの自覚症状のひとつに「腹部の膨満感」がありますが、「なんとなくお腹が張っている気がする」「最近お腹周りが太った」という程度のものなので、まさかそれががんの症状であるとは気づきません。しかし、これが卵巣がんの初期症状である可能性が非常に高くなっています。腹部の膨満感、骨盤の痛み、すぐに満腹になる、トイレが近い等の症状が出るようなら一度受診してみましょう。

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子宮筋腫?

子宮筋腫とは、平滑筋(子宮を形成する筋肉)の細胞が増殖してできる良性の腫瘍で、形成される場所によって粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫の3つに分類されます。詳しい発生原因はまだ解明されていませんが、初潮前の女児には発現しないことから、エストロゲンという女性ホルモンが原因に関わっているのではと考えられています。 原因がはっきりしていないため、予防法も医学的根拠を示すものはありません。筋腫の大きさや数の増加スピードには個人差があり、米粒大から10kgを超えるものまでと様々で、複数個できる場合もあります。厚生労働省の平成26年患者調査によると、患者数は約10万人ですが(※1)、無症状の人も多いため、潜在的な数はわかっていません。40代女性の約25%が発症し、成人女性で約20~30%が何かしらかの小さい筋腫を持っているともいわれています。悪性に変化することはないため、外科的な処置をすることはほとんどなく、閉経を迎えると自然に縮小するケースが多いです。しかし、ごく稀に子宮肉腫と判別がつかないこともあるので、子宮に腫瘍が見つかった場合には定期的な検査が必要です。

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子宮内膜症?

子宮内膜症は現代病とも言われて、昭和40年代の女性と比べて3倍にも増えています。原因は不明ですが、月経時に剥がれ落ちた子宮内膜の一部が、卵管を逆走して卵巣や腹部臓器に達して増殖するという説が最も有力視されています。その他に生まれつきという説もあります。 子宮内膜症の代表的な症状は、月経が繰り返されるたびにだんだんひどくなる月経痛です。鎮痛剤を使う回数が増えてきた、鎮痛剤が効かない、毎月のように寝込むという人は、我慢しないで早めに婦人科を受診しましょう。

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月経困難症?

月経困難症とは、月経時の症状のうち、日常生活に支障が生じるほどのものをいいます。月経時には、ほとんどの女性が程度の差こそあれ、不快な症状があるものですが、日常生活に支障が生じるほどのもの、治療が必要なほどのものを月経困難症といい、一般的な月経痛と区別をしています。 月経困難症の例としては、「月経痛がひどく、起き上がることができない」「月経の症状のために学校や会社を休まざるをえない」「家事ができないほど月経がつらい」などのような状態があげられます。 月経困難症の症状のうちもっとも多いものは、月経時の腹痛、とくに下腹部痛です。これは月経の1~2日目がもっとも強く、あまりのつらさに会社や学校を休んでしまうというケースも少なくありません。 他の症状としては、腰痛、頭痛、吐き気、貧血、倦怠感などがあります。また、月経時のつらさや痛みが原因で、精神的に不安定な状態になる場合もあります。

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更年期障害?

更年期とは、女性の場合、卵巣機能が衰えはじめ、女性ホルモンの分泌が減少する「閉経を迎える前後の期間」のことをいいます。女性の更年期は40代半ば(月経異常・月経不順が続く方が多い)頃といわれています。 もちろん、更年期が始まる時期には個人差がありますが、閉経年齢で最も多いのが、50歳だといわれますので、45歳ぐらいがその目安といえます。 更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調のことであり、自律神経失調症の一つです。更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。 ホルモンバランスの乱れによって「体のほてり(ホットフラッシュ)」「大量の汗(スウェッティング)」などの症状が現れます。 これが更年期障害ですが、更年期障害は、ホルモンバランスの乱れだけが原因ではありません。 更年期の時期は、子供の独立・夫の定年・親の介護など急激に生活のリズムが変わる時期でもあり、生活のリズムの変化による精神的ストレスや家庭や職場でのストレスなども加わって、更年期障害が現れます。また、最近では、30代ぐらいの更年期にはまだ早い年齢であるにもかかわらず、更年期症状があらわれる「若年性更年期障害(プレ更年期)」が増えてきています。 更年期を安心して迎えるためにも、生活習慣を見直しましょう。

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新聞特集連載(全6回)9月まで計6回、「婦人病」にまつわる話題をとりあげ、特集紙面を掲載します。

  • 第1回

    528日(日) 朝刊掲載予定

    テーマ 「更年期障害の症状について」

  • 第2回

    625日(日)朝刊掲載予定

    テーマ 「ART(不妊)」

  • 第3回

    730日(日) 朝刊掲載予定

    テーマ 「子宮頚がん」

  • 第4回

    827日(日) 朝刊掲載予定

    テーマ 「卵巣がん(腫瘍)」

    紙面PDFはこちら

  • 第4回

    924日(日) 朝刊掲載予定

    テーマ 「筋腫・内膜症」

    紙面PDFはこちら

  • 第4回

    1029日(日) 朝刊掲載予定

    テーマ 「思春期」

    紙面PDFはこちら

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