西舘が4位 スケート国体・成年女子3000
【北海道釧路市で中村有希】第65回国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会最終日は31日、北海道釧路市の柳町スピードスケート場などで行われ、県勢はスピードスケート成年女子3000メートルの西舘桂(けい)(信州大1年、盛岡農高出)が4位に入った。少年男子5000メートルは大峠大介(盛岡農高2年)が8位となり、7位だった前日の1万メートルと合わせ2種目入賞。少年男子2000メートルリレーは6位だった。成年男子5000メートルの大峠誠太朗(ダイワフーズ、盛岡農高−明大出)は10位で入賞はならなかった。本県の男女総合得点(天皇杯)は36点で19位。前回大会より6点下がったが順位は変わらなかった。女子総合(皇后杯)は15点で18位だった。
スピードの成年男子1000メートルはソルトレークシティー、トリノ五輪代表の中嶋敬春(岐阜・十六銀行)が1分12秒80で優勝した。
ショートトラックは500メートル決勝を行い、成年女子の坂下泰子(神奈川・神奈川大)が1000メートルと合わせて2冠。
アイスホッケー決勝で成年は東京が青森に8−2で大勝し2連覇。少年は北海道が埼玉を4−0で下して7連覇を達成した。
スケートの男女総合(天皇杯)は北海道が5年連続48度目、女子総合(皇后杯)も北海道が2年連続23度目の優勝。アイスホッケー総合(天皇杯)も北海道が2年連続27度目の優勝となった。
来年の第66回大会の開催地は選定が難航し決まっていない。
強敵相手に好レース 西舘
成年女子3000メートルの西舘桂(信州大1年、盛岡農高出)は最後の直線で必死に表彰台を追った。懸命に腕を振り、歯を食いしばってフィニッシュ。今大会県勢最高の4位にリンク脇から声援を送った県選手団が沸いた。
3周を残して責任先頭は完了した。あとは終盤勝負。後ろに下がって周回を重ねた。「必死に集団についていくことだけ考えた」。ハイペースのレースになり、体力を消耗した。表彰台はラストスパート勝負。5番目のゴールだったが、先頭回数を完了していない選手が1人いたため繰り上がって4位になった。
ゴール後、後輩たちから「おめでとうございます」と声を掛けられ、「ありがとう。最後は足がなかったー」。晴れやかな表情で、2年連続の表彰台を逃した悔しさは覆い隠した。
高校生だった前回は少年1500メートル3位、3000メートル6位。インターハイの表彰台も国際大会も経験した実力者が2年連続入賞だけで満足するはずがない。ただ、実力のある実業団選手や大学生らがいる層の厚い成年組1年目の今季。高校時代に指導した平間茂英監督(盛岡農高教)は「力は十分出せていた。レベルの高い選手相手に良いレースをした」と合格点を付けた。
学業との両立のため、少ない時間を有効活用する方法を試行錯誤する大学1年目を送っている。「課題は山積み」と言う19歳は、来季以降の飛躍へ確かな一歩を刻んだ。(中村)
【写真=成年女子3000メートル決勝 残り3周で責任先頭を取りに行く西舘桂(信州大)=釧路市・柳町スピードスケート場】
(2010.2.1)
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