平泉文化を舞台に 来年3月一関で市民ミュージカル
一関市民らで組織するミュージカル平泉上演実行委員会(委員長・阿部興紀一関観光協会長)は22日、市役所で記者会見し、平泉藤原文化の平和、平等思想をテーマにした市民ミュージカルを来年3月、同市で上演すると発表した。約100人の出演者は公募。歌やダンスをプロが指導して1年間のレッスンで質の高いステージを目指す。関係者は「世界遺産登録の記念の年。全県的なイベントに」と期待している。
舞台は約900年前のみちのく。初代清衡公が自らの平等、平和思想を記した「中尊寺建立供養願文」を中心に、紺紙金銀字などの中尊寺経、その完成にかかわった自在房蓮光らが登場する予定。
阿部委員長は「地球規模の環境破壊、絶えない戦禍。こうした時こそ、藤原文化が生んだ平和思想を市民が再確認し、世界にも発信したい」と企画意図を語る。
作、演出を担当するのは劇団四季で演出助手をしていた梶賀千鶴子さん=仙台市在住=で、一関市出身の俳優岩渕憲昭さん=神奈川県在住=も演出助手として参加する。
一関市では昨年、一昨年と市民ミュージカル「一関の年輪」が上演され、市民から好評だった。今回の企画には「一関の年輪」の関係者も参加する。実行委は男女約100人の出演希望者を募り、1年間レッスンをして舞台を仕上げる。演奏は一関市民オーケストラが担当する。
実行委副委員長の大畑孝夫県合唱連盟理事長は「一関は合唱が盛んな所。1年かけて舞台を完成させ、ミュージカルを地元に定着させたい」としている。
公演は来年3月21、22の両日、一関文化センターで。出演希望者(県南、宮城県北などの小学生以上)の募集は3月から。レッスン(参加費月額大人1500円、高校生以下1000円)は4月7日から月3回、月曜日午後6時半から2時間、市内の公民館などで。
問い合わせ、申し込みは厳美公民館内実行委事務局(0191・29・2205)へ。
(2008.2.23)
|