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| D通訳ガイド不足 |
県独自の資格制定も |
2006.6.29 |
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「ガイドでは笑顔で大きな声で話してください。失礼のないよう、清潔で動きやすい服装を」
今月中旬に平泉町で開かれた「ひらいずみ通訳・ガイドの会」(岩渕勝夫会長)の勉強会。さまざまなトラブルを防ぎ、共通のルールを示そうと本年度初めて作られた「しごとハンドブック」に基づき、ガイドをする際の心構えやマナーが示された。
勉強会では、通訳ガイドの資格について特に強調された。通訳ガイドは、外国から訪れた観光客に日本の地理や歴史、文化などさまざまな知識や教養に基づき、外国語で観光地を案内する。
岩渕会長は「マナー、法令を守り、資格の有無にかかわらず『プロ意識』を持って海外からの観光客を案内しよう」と呼び掛けた。
県は、外国人観光客の増加を見込み、2004年度から英語、中国語、05年度からは韓国語を加えて通訳ガイドの養成講座を開催。今年2月に修了生約40人で、同ガイドの会を設立した。
会員の中で国家資格を持っている通訳ガイドは4人。試験は合格率11・2%(05年度)と難関だ。通訳案内士の国家資格がないと報酬をもらってガイドすることができず、違反した場合は50万円以下の罰金に処せられる。資格を持っていない会員は、交通費などの実費をもらってボランティアでガイドしているのが現状だ。
同会事務局の平泉商工会の吉田康洋経営指導員は「報酬をもらい、プロとしてガイドしないと、会が長く存続しないのではないか」と懸念する。
町は昨年末、今年4月からの規制緩和を見込み、地域限定の通訳ガイドの資格を制度化するよう県に要望した。県観光経済交流課は現在、通訳ガイドの需要や受験者などの調査を進めているが、具体的な計画はまだない。
外国からの観光客の増加が見込まれる中、地元の対応も急がれる。県は3月、英、中、韓の3カ国語でのあいさつや、外国の客を迎える際のポイントをまとめた冊子「外国人旅行者を迎えるために」を発行した。
町の観光おもてなしプロジェクトチームの座長、鈴木和博さん(54)は「ホテルやレストランは英語、中国語、韓国語での表示が必要。観光関係者や町民は、おもてなしの第一歩として、英語などでの対応の仕方を勉強しなくてはならない」と課題を指摘する。
(終わり)
(一関支社・阿部友衣子)
【写真=達谷窟で英語で説明する通訳ガイド。外国人観光客の増加が見込まれる中、地元の態勢づくりが急がれる】
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