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 季節感が際立つ岩手の四季、各地に息づく郷土芸能の数々、恵みをもたらす豊かな海と大地−。魅力にあふれた、さまざまな音がそこにある。時に心を癒やし、体を震わす。じっくり耳を澄ますと、聞こえる音もある。県内各地を巡り、音が聞こえる被写体にカメラを向ける。

(随時掲載)

C落ち葉遊び(住田・浄福寺)

寒風、青と黄金の輪舞
2017年11月24日

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 黄金色に一面を染めたイチョウの葉。「カサッ、カサカサッ」。ふかふかのじゅうたんを踏みしめると、軽やかなリズムを奏でる。

 参道沿いに並ぶイチョウの巨木で知られる住田町世田米の浄福寺(多田俊宏住職)。ここ数日の寒波と雪で葉は全て舞い落ちた。寒そうにそびえ立つイチョウの下に広がる黄金色は初冬ならではの景色だ。

 落ち葉遊びに訪れたのは、近くの世田米保育園(佐藤修園長、園児75人)の年中児と2歳児計13人。両手いっぱいに落ち葉をのせ、空高く一気に舞い上げる。「わぁ!」「それーっ」。元気な子どもたちの声とともに、黄色い葉が青空に舞う。

 次は雪合戦ならぬ落ち葉合戦。「きゃあ」「はっはっは」。笑い声を上げ、走り回る子どもたち。期間限定の人気の遊び場だ。はじける笑顔を太陽が照らす。

 県内は雪が降り始め、急ぎ足で季節が移ろっている。あっという間に秋は終わり、岩手は長い冬を迎える。

(文・写真 報道部・山本毅)

【写真=青空に向かい、元気いっぱいに落ち葉を舞い上げる世田米保育園の園児たち=住田町世田米・浄福寺】

 メモ 浄福寺のイチョウ並木は開基された1536年に植えられたとされ、樹齢480年を超える。樹高約15メートル。参道の両側に10本の巨木が連なる。落ち葉は12月初旬に片付けられる。


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