| 生きた球相手に快音 一関学院が合宿で本格打撃 | 2008.2.26 | | 【福島県いわき市で村上弘明】一関学院はいわき合宿3日目の25日、グラウンドでの本格的な打撃練習をスタートした。冬場は体力強化の基礎練習を積み重ねてきた選手たちにとって約3カ月ぶりの生きた球を相手にしたバッティング。投手陣が投げ込む速球に始めは苦戦しながらも、徐々に慣れて快音を響かせた。 右中間に柵越えを記録した3番の右翼手佐々木亮(2年)は「ピッチャーの生きた球を打つのは久しぶりだが、いい感じで振れた。甲子園では打率5割を目指す」と充実した表情。夜も宿舎で素振りを繰り返す努力の成果を喜んだ。 5番を打つ中堅手藤原一秀(2年)も「昨年秋に比べて打球は伸びている。マシンで打つのと、投手の速球は違うのでさらに打ち込んで調子を上げたい」と気合十分だ。 「1点を与えない野球」で勝つためには「1点をどう取るか」が問われる。チームはまだ打撃練習を開始したばかりだが、選手の意識は統一されている。四死球、バント、盗塁を絡めて相手を揺さぶる作戦だ。高橋滋部長は「守備のチームと言われるが、昨年秋は1年生投手陣を打撃で助ける形を考えていたチーム。専守防衛の『自衛隊野球』だけではない」と打線のつながりに期待する。 逆方向に鋭い当たりを飛ばした左翼手阿部純(2年)は「ウエート練習の成果で、今が一番バットが振れている感じがする」と自信をみなぎらせ、1番打者の菅原義信(2年)も「調子はまだこれからだが、クリーンアップにつなぐ打撃を磨く。四球や足で相手にプレッシャーを与えて、試合の流れを呼び込みたい」と自信をのぞかせた。 センター返しを徹底するスイングは冬を越え力強さを増した。守備力でつかんだセンバツ希望枠だが、打撃でも一関学院らしい粘りを発揮できるか。選手たちは甲子園をイメージしながら、バッティングの感触を確かめていた。 【写真=グラウンドで合宿初の本格的な打撃練習。昨年冬以来、約3カ月ぶりのバッティングとなった=福島県いわき市・東日本国際大附属昌平高グラウンド】 |