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不死身の鬼貫、鈴木貫太郎 奥州で企画展、生涯紹介


 奥州市水沢区の斎藤実記念館(高橋輝子館長)は31日まで、企画展「二・二六事件襲われた重臣 鈴木貫太郎」を開いている。斎藤と同じく陸軍将校から襲撃を受け、太平洋戦争終戦時には総理大臣として、昭和史に名を残した鈴木貫太郎(1867〜1948年)の生涯を貴重な所蔵資料などで紹介している。

 鈴木は関宿(千葉県野田市)藩士の家に生まれ、海軍軍人として日清、日露戦争で功績を挙げて侍従長などを務めた。九死に一生を得た二・二六事件後、1945年に総理大臣に就任。昭和天皇からポツダム宣言受諾の「聖断」を引き出し、日本を終戦に導いた。

 企画展は資料13点を展示。鈴木が好んで書いた、天空や大海のように大きな度量を意味する「天空海闊(かいかつ)」の掛け軸の複製や、斎藤と宴会で同席する写真もある。副長を務めた「春日」など軍艦の写真も多数展示され、当時の時代背景を詳しく伝える。

 佐藤祥子学芸調査員は「鈴木は『不死身の鬼貫』と呼ばれた先人。海軍大将や総理大臣を務め、斎藤との共通点は多い。激動の同時代を生きた2人の生涯を知ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 開館は午前9時から午後4時半まで。23、29日は休館。

【写真=掛け軸の複製や写真で、鈴木貫太郎の生涯を紹介する企画展】

(2010.3.19)

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