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東芝と技術提携 釜石で実証の廃棄物油化装置


 釜石市に釜石環境技術センターを構える廃棄物資源化装置開発販売業のムゲンシステム(東京都江東区、資本金3000万円、伊藤彰社長)は、同センターで実証作業した廃棄物油化装置について東芝(東京)と技術提携した。トップメーカーの協力で信頼性も高まり、東京都に事業プランを提案するなど、実用化に弾みがつきそうだ。

 伊藤社長は28日、盛岡市の県工業技術センターで開かれた環境技術セミナー(同センター主催)で、同装置開発と東芝との技術提携を公の場で初めて披露した。

 廃棄物油化装置は、廃棄物の破砕や乾燥などの前工程処理が不要で、原形のまま熱分解するシステム。プラスチック類は再生油に、紙や木材などの有機質は炭に、金属類は有価物としてリサイクルできる。1サイクルの処理能力は約5トン。

 廃棄物処理は一般的な焼却施設の場合、プラスチック類や紙や木材などは灰になり、金属類は酸化、溶融してリサイクル不可能になる。

 同社は2004年に特許を取得。06年に釜石環境技術センターを構え、実証作業を進め、今年7月に東芝と独立行政法人食品産業技術総合研究所と同様の装置の特許について通常実施権契約を締結し、技術提携した。

 伊藤社長は「トップメーカーの東芝との技術提携により、装置の完成度、対外的な信頼性、資金調達にも大きな効果がある」と強調。

 想定する市場は全国の廃棄物処理事業所や医療廃棄粒を排出する医療機関などを対象に1000億円規模。「廃棄物排出量が多い東京都に事業提案しており、実用化に結びつけたい」と意欲を示す。

(2008.11.29)

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