被災3県オケ、寄付募る 本県児童生徒ら団員有志


 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の被災3県の児童生徒、学生で編成し、音楽家の坂本龍一さんが代表と監督を務める東北ユースオーケストラ(TYO)の団員有志は、インターネット上で資金を集めるクラウドファンディングで有志演奏会に必要な15万円の寄付を募っている。「一人でも多くの人を笑顔にしたい」とこれまでに仮設住宅の集会所や駅ビルなどで公演。本県では未開催のため、県内の会場も探している。

 団員有志は2016年度から、音楽を楽しむ時間を届けようと被災地に足を運び、少人数編成で演奏を披露している。17年度は福島県いわき市や宮城県南三陸町を訪れた。一方、有志演奏会や練習の交通費は全て自費で、高校生や都内に進学した大学生の負担が大きいため、クラウドファンディングの活用を考えた。

 団員は被災3県出身だが津波や東京電力福島第1原発事故、地震など各地で被害は異なり、沿岸部と内陸部では被災体験も違う。団員は有志演奏会を経て、故郷とは違う被災状況とその後の様子を肌で感じ、東北復興への思いを強くしている。

 TYO有志演奏係のいわき明星大3年橋本果林さん(21)=いわき市=は「一緒に頑張ろうという気持ちを伝えたい。演奏を聞いて元気になってもらえたらうれしい」と語る。

 有志演奏会への寄付はジャパンギビング(https://japangiving.jp/)で27日まで募っている。公演などの問い合わせはTYO事務局(info@tohoku-youth-orchestra.org)へ。

【写真=福島県いわき市で演奏を披露するTYOの団員有志(橋本果林さん提供)】

(2018/01/17)

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