「続投歓迎」「声届かぬ」 無投票公算強まる県内5市町長選


 県内で今月告示される二戸、洋野、花巻、岩泉、紫波の5市町の首長選は、いずれも候補者が1人しか出ない公算が大きくなっている。「他に託したい人がいない」と現職続投を歓迎する有権者の一方で、地域課題を論じる場やリーダーを選択する機会が失われ地域の停滞を招くとの懸念もある。識者は「住民の審判を受けない無投票は現職の緊張感を薄れさせ、権力の腐敗につながる」と弊害も指摘する。

 無投票の弊害とは何か。県立大総合政策学部の田島平伸教授(地方自治論)は「選挙がなければ首長の政策が伝わらず政策が正しいのか住民の評価も分からない」と指摘。地方議員のなり手不足を念頭に「住民が直接選挙で首長と議員を選ぶ二元代表制が機能不全に陥りかねない」と現状を憂い、政党や議会が率先して選択肢を示すべきと説く。


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(2018/01/13)

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