海の「宝石」、アイナメ卵 大船渡観光に新資源


 大船渡市沿岸海域で秋から冬にかけ、潜水を楽しむダイバーの間でカラフルなアイナメの卵(約2ミリ)が人気を集めている。紫やピンク、黄色など鮮やかな卵は宝石のような輝きを見せる。関係者によると、全国から卵を見るために訪れるダイバーも多いといい、秋冬の新たな「観光の宝」として注目を集めそうだ。

 気仙沼市の会社員魚住亮輔さん(26)は先月、大船渡市三陸町越喜来の海中で卵を撮影。「三陸の海は栄養が豊富で単一種が多く、豊かな海」と魅力を語る。

 アイナメは秋から冬にかけてが産卵期で、雄が岩礁に雌を誘い込み卵を産ませる。雄は自分の縄張りで複数の雌に卵を産ませるため、卵がひとかたまりになった「卵塊(らんかい)」を形成する。

 岩手大農学部の後藤友明准教授(水産システム学)によると、同市沿岸はアイナメが好む水深が浅い岩礁域が広がっている。卵の色が決まる仕組みは不明だが、一つの卵塊でも雌の個体差によって、色の違いが現れる可能性があるという。

【写真=紫やピンクなどカラフルな色彩がダイバーの人気を集めるアイナメの卵(魚住亮輔さん提供)】

(2017/12/06)

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