ワイン貯蔵、海中で 大船渡・小石浜、熟成実験スタート


 大船渡市三陸町綾里の小石浜地区で5日、恋し浜ホタテの養殖ロープに県産ワインをつるし、熟成させる実験がスタートした。半年後に引き揚げ、味や状態を確認する。海中をワイン貯蔵所に見立て、将来的にはアンテナショップでの販売やダイビングによる「ワインの収穫」などを目指す。水産業と農業を合わせた新たな観光資源として期待される。

 小石浜の県認定指導漁業士佐々木淳さん(46)、同市三陸町越喜来でダイビングショップを営む佐藤寛志さん(43)、同市の地域活性化総合研究所主席研究員の福山宏さん(53)が同日午前6時ごろ、小石浜漁港を出港。漁船は5分ほどで養殖施設に到着した。

 佐々木さんは耳つりしたホタテガイのロープの先にワインボトルをくくりつけ、重りの代わりに海中約20メートルにゆっくり下ろした。ボトルは半年後に引き揚げ、味や水が混入していないかなどを確認する。

 実験が成功すれば、同研究所が運営する東京都杉並区高円寺の大船渡ふるさと交流センター(通称・三陸SUN=サン)で「恋しマーメイド(仮称)」として販売する。

【写真=ホタテの耳つりロープにワインボトルをつり下げる佐々木淳さん】

(2017/12/06)

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