秋サケ漁、さらに失速 県内11月末現在、苦戦続く


 ピークに入った今季の秋サケ漁が急失速している。県が4日発表した11月末現在の漁獲速報によると、海と河川を合わせて4708トンと、前年同期比11・6%減。前回発表(11月20日現在)からマイナス幅は9・5ポイント拡大した。例年であればピークは11月下旬から12月上旬。このまま推移すれば最終的な漁獲量は、記録的不漁といわれた昨年度(8746トン)を下回り、ふ化放流事業が本格化する前の1978年度(7879トン)の水準まで落ち込む可能性も出始めている。

 11月末現在の漁獲量は主力の定置網など沿岸漁獲が4130トン(前年同期比15・9%減)。過去5年平均(2012〜16年度)の56・9%にとどまる。採卵用の河川捕獲は470トン(同41・1%増)だが、ふ化場の種卵充足率は計画の80%程度と苦戦する。

 魚市場別では、主産地の宮古の水揚げが609トン(同40・5%減)、台風21号で定置網が被害を受けた田老も153トン(同40・6%減)と苦戦を強いられる。一方で大船渡488トン(同18・9%増)、船越171トン(同62・1%増)などは前年を上回っている。


関連記事
(2017/12/05)

[PR]

トップへ