人手不足、盛岡市立中の給食直撃 民間業者が受託断念


 盛岡市立中学校の選択制給食が、人手不足の直撃を受け暗礁に乗り上げている。市は2019年度までに14校に拡大する方針だったが、民間業者が調理員を確保できず受託を断念。本年度から実施予定だった北陵中など3校への導入見通しが立たなくなった。景気に左右される民間企業に学校給食を委ねる手法自体に懐疑的な声もあり、市教委は新たな業者探しのほか学校給食センターの機能拡充を含めて対応を模索する。

 市が21日の市議会教育福祉常任委で経緯を説明。選択制給食を本年度から北陵中、18年度から仙北中、19年度から大宮中、米内中で実施するため、14年度から新たな事業者と前向きに交渉を進めてきた。しかし、同市の9月の有効求人倍率が前年同月比0・07ポイント増の1・31倍(原数値)と売り手市場が続く中で「調理員確保が困難だ」として、断念を余儀なくされた。

 人数が少ない米内中は現在の受託業者が18年度から担当するが、残り3校の推定600食分は見通しが立っていない。

【写真=選択制給食の献立の一例(盛岡市教委提供)】

(2017/11/22)

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