被災地の自殺防ごう 大槌、演劇通じて「うつ」理解


 釜石大槌地域いのちを支える講演会(釜石保健所主催)は19日、大槌町小鎚の町中央公民館で開かれた。仮設住宅から災害公営住宅への移行が進み、被災地はコミュニティーの再構築と併せ、住民の孤立などに起因する自殺対策が重要性を増す。演劇などを通じてうつ病への理解を深め、地域で支え合う大切さを再確認した。

 住民ら約60人が参加。地元の人形劇団どっこいしょK(千葉勝美座長)は「孤立したキツネ〜独居老人編」を上演。妻と子を亡くした老キツネを主人公に「頑張って前を向いて」などの励ましがうつ病を悪化させる場合があると紹介。人の死や病気など強いストレスで誰もが発症するものだとし、専門医の治療が効果的だと説いた。

 厚労省のまとめでは、震災関連の本県の自殺者は2011年6月から今年4月までに44人が確認されている。原因として健康や家庭、経済面の悩みが目立つ。

【写真=人形劇を通じ、うつ病への理解と地域の支えの大切さを説くどっこいしょK】

(2017/11/20)

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