ビール製造、広がる輪 遠野で東北魂プロジェクト


 本県など東北の酒造会社が世界に通用するビールを発信しようと2013年に取り組みを始めた「東北魂ビールプロジェクト」の活動の輪が広がっている。7回目となる製造活動は16日、遠野市青笹町の上閉伊酒造で、過去最多の8社が参加して行われ、新たなオリジナルビールの仕込みに励んだ。

 今回はフルーティーな味わいが特徴のヴァイツェンスタイルのビールを製造。メンバーはタンク内の麦芽の風味を確認しながら作業に精を出した。

 プロジェクトは東日本大震災がきっかけで始まった。一関市の世嬉の一酒造(佐藤航(わたる)社長)などクラフトビールを製造する東北の3社が、復興支援の恩返しの意味を込めて「本当に品質の良い商品を造ろう」と、13年11月にプロジェクトを設立。メンバーの技術向上にも力を入れ、趣旨に賛同する会社は徐々に増えた。

 今回は本県の2社のほか、あくらビール(秋田市)、みちのく福島路ビール(福島市)、仙南クラフトビール(宮城県角田市)、やくらいビール(宮城県加美町)、田沢湖ビール(秋田県仙北市)、牛久シャトービール(茨城県牛久市)を製造する会社の醸造家が参加。キリンビールが技術指導でプロジェクトを後押しした。

 今回のビールは年末に完成し、県内外の飲食店にたるで販売する予定だ。

【写真=新たなビールの仕込みに精を出す東北魂ビールプロジェクトのメンバー】

(2017/11/17)

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