漆生産強化へ新会社 二戸市、19年度にも


 国内漆の約70%を生産する二戸市は、浄法寺漆の生産や漆器制作などを担う新会社設立を計画している。若手職人らの就労環境を整えて不足する担い手を確保する狙いで、早ければ2019年度の設立を予定。漆生産専門の会社設立は県内で例がない。国宝や国重要文化財修復だけで年平均2・2トンの需要が見込まれる一方、生産量は0・93トン(16年度)にとどまり、生産基盤の強化と技術継承に本腰を入れる。

 新会社は地元の若手職人やU・Iターン者のほか、国内外に浄法寺漆を発信する企画・営業担当者も雇用する。民間企業・団体から出資を募ることを想定している。

 県浄法寺漆生産組合(二戸市)や日本うるし掻(か)き技術保存会(同)など関係団体の意見も踏まえ、18年度までに事業内容や運営形態など詳細を詰める。

(2017/11/15)

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