江刺りんご28個130万円 盛岡で初競り、過去最高値


 高級ブランドとして知られる奥州市産の「江刺りんご」の主力品種サンふじの初競りが11日、盛岡市羽場の市中央卸売市場で行われ、特選28個(1箱10キロ)が過去最高値だった昨年を10万円上回る130万円で競り落とされた。

 卸売業者や農協関係者ら約40人が参加。特選28個を落札したのは同市羽場の仲卸業ベジフル姫神の中野健一係長(34)で、「130万円はすごく高いが、その価値はある。生産者の力になればうれしい」と充実感をにじませた。

 岩手江刺農協などによると、同日の出荷は447箱で1キロ当たりの平均単価は1044円(昨年比38円高)。日照不足や低温による影響は少なかったものの、度重なる台風で全体の1割を超える落果があったという。年内の出荷は当初計画より8千箱少ない10万箱を見込む。

 江刺りんごは豊富な蜜や口の中に広がる甘みが特長。首都圏や関西などでも販売され、生産者は118人いる。同農協りんご部会の菊池敏洋部会長(57)は「最高値となり、生産者に課せられた責任の重さを改めて感じる。皆さんの力で全国ブランドに押し上げてもらった品種なので、それに恥じないように栽培していく」と誓った。

【写真=初競りにかけられる江刺りんごのサンふじ特選28個。130万円の過去最高値が付いた】

(2017/11/12)

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