原発避難が縁、柔道交流 二戸市と福島の子どもたち


 福島県相馬市の相馬柔道教室(亀岩正寛(まさひろ)代表)は4日、二戸市福岡の市武道館で地元少年団と合同練習を行った。3人の子どもが同教室に通う南相馬市の会社員坂下勝敏さん(39)一家が、東日本大震災で二戸市に一時避難していたことが縁。両地域の子どもたちが交流を深め、坂下さんらは友人との再会に心を弾ませた。

 坂下さんの長男琉翔(りゅうと)君(福島・石神二小6年)が所属していた二戸市柔道スポーツ少年団(福田清団長)のほか、一戸町などの選手も参加。約50人が基礎練習や試合形式の特訓に汗を流した。

 坂下さん一家は2011年3月、東京電力福島第1原発事故を受け南相馬市から妻昭子(しょうこ)さん(34)の故郷二戸市に避難。琉翔君、次男瞬(しゅん)君(同4年)、長女一華(いちか)さん(同3年)とともに13年4月まで過ごした。

 かつてのチームメートと再会した琉翔君は「久しぶりに二戸で柔道ができてうれしい。みんな前より強くなっている」とにっこり。昭子さんは「震災でつらいことはあったが、新たなつながりもできた。子どもたちも楽しそう」と温かく見守った。

【写真=再会を喜ぶ坂下琉翔さん(前列左から3人目)の家族と二戸市柔道スポーツ少年団の選手ら】

(2017/11/06)

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