全校演劇「命」訴え 二戸・金田一中の文化祭


 二戸市の金田一中(佐藤滋校長、生徒138人)は22日、同校文化祭で、同市ゆかりの芥川賞作家三浦哲郎(てつお)さんと座敷わらしの出会いを描いた全校演劇を初披露した。病気や口減らしで亡くなった子どもの妖怪といわれる座敷わらしの無念に思いを巡らせ、中高生の自殺が絶えない現代社会に「命ある限り精いっぱい生きろ」と訴えかけた。

 11月の県中学校総合文化祭で披露する演劇で、昨年12月に制作を始めオリジナル脚本として書き下ろした。劇団わらび座(秋田県仙北市)の指導も受け、吹奏楽の生演奏や合唱を交えた本格的な舞台に仕上げた。

 同市金田一出身の父を持つ三浦さんは、座敷わらしを題材にした「ユタと不思議な仲間たち」の作者。劇中では座敷わらしと心を通わせる中で成長する三浦少年を描き「座敷わらしの分まで生き、県北の人たちが雑穀で必死に命をつないだこともちゃんと伝える。たくさんの人が読んでくれる物書きになる」と決意で締めくくった。

 27日には、二戸市民文化会館で開かれる二戸地区中文祭でも演劇を発表する。

【写真=三浦哲郎さんと座敷わらしの出会いを描いた演劇で、命の大切さを訴える金田一中の生徒たち】

(2017/10/23)

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