サンマ漁不振、募る危機感 水揚げ量の急増見込めず


 岩手缶詰宮古工場の休止は、9月末時点で1994年以降最低の水揚げとなったサンマ漁の不振が、企業経営や雇用に直接影響を及ぼしていることを示した。水産加工業などの食品製造業者は、不漁に伴う仕入れ値高騰や機械の稼働率減少で、利益が減少。今季は今後も大幅な水揚げ増が見込めず、関係者は震災から再起を図る地域の基幹産業の行方に危機感を強める。

 漁業情報サービスセンター(東京)や、東北区水産研究所によると、今季の不漁の原因は資源減少や漁場の遠さが大きい。台風やしけの影響で9月の漁が伸び悩み、宮古市の初水揚げは例年から1カ月遅れの9月23日となった。三陸に漁場が形成される10月からも来遊量は低位で推移すると予想され、劇的な漁況の好転は考えにくい状況だ。


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(2017/10/04)

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