秋サケ漁、伸び悩み 県内、巻き返しへ浜祈る


 県内の沿岸定置網で今季の秋サケ漁が始まっている。県によると、序盤となる9月末現在の漁獲量は、記録的な不漁だった昨年同期の約1・5倍だが、震災前の平均(2006〜10年度)比では約半分と大きく伸び悩む。サンマの不漁が地域経済を直撃しているだけに、本県主力の秋サケ盛漁期を前に、関係者は持ち直しを祈るような表情だ。

 3日早朝、宮古市臨港通の市魚市場には定置網漁を終えた漁船が次々と入港。朝日を浴びて銀りんを輝かせながら、1096匹(約3トン)が水揚げされた。

 同市場では9月中旬からまとまった量のサケが水揚げされ、現時点の漁獲量は昨年同期の約2・6倍。だが、それ以前の半分にとどまり、サンマに至っては昨年の7分の1程度。

 大沢春輝参事は「サケは昨年より実感はいいが、まだまだ先は見通せない。サンマとともに地域への波及効果の高い魚。何とか豊漁になってほしい」と願う。

【写真=漁船から水揚げされ朝日に輝く秋サケ。苦境の浜を救えるのか今後の漁況が注目される=3日午前6時、宮古市魚市場】

(2017/10/04)

[PR]

トップへ