県酒造組合立て直し急務 盛岡・あさ開加盟脱退


 県内の酒造会社でつくる県酒造組合(平井滋会長、21社加盟)は今年に入り、県内最大手のあさ開(盛岡市、村井宏次社長)が脱退し、財務と活動の立て直しを迫られている。組合員からは運営費の負担増への懸念のほか、事業の精査や収入の安定確保、運営体制の改革を求める声が上がる。組合は任意加入だが、過去に県内で廃業以外の脱退例はなく、影響と今後の取り組みが注目される。

 県組合によると、あさ開は3月末で精米事業などを行う県酒造協同組合(平井理事長)と併せて脱退。岩手日報社の取材に対し同社は「終わったこと」とし、組合も具体的な理由は明らかにしていないが、組合に加盟する同業他社への従業員の移籍などが一因との指摘がある。取引先の地銀幹部が関係者と会い、監督する国税当局も対応に動いたとされる状況は事態の重さを物語る。

 酒造組合は酒類業組合法で規定され、鑑評会や技術研修、県内外でのPRイベントの開催・参加、関係団体への支援、要望活動などを実施する。

(2017/08/13)

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