本県ウニ、価格高騰 餌少なく数量が不足


 本県の今季のウニ漁が、数量不足で高値で推移している。7月19日現在の生ウニ共販実績は、数量が57・6トン(前年同期比17・5%減)で、10キロ当たりの平均単価は11万3989円(同49・3%増)と上昇。冬の海水温が高く、餌となるコンブが不足したため、ウニの旬を迎えても実入りが思わしくない状態だ。牛乳瓶入りのウニや塩ウニなどを生産・販売する小売、加工業者は、原料価格の高騰に苦慮している。

 県漁連のまとめの地区別数量は、上閉伊16・5トン(同34・8%減)、気仙16・7トン(同12・8%減)、山田11・3トン(同14・7%減)など。

 10キロ当たりの単価は、下閉伊12万830円(同69・5%増)、久慈・種市13万203円(同55・0%増)などと軒並み高値。全体の販売額は6億5607万円(同23・1%増)となった。

 漁は7月から口開け自体は順調に行われているが、身入りは6月までに続き少ない状態だ。県水産技術センター(釜石市)によると、2〜3月の水温が平年より1、2度高く、ウニが活発に活動。餌となるコンブの芽を食べてしまい、餌不足となったのが原因とみられる。

【写真=ウニを水揚げする漁業者。数量不足から高値が続き、加工、小売業者は厳しい状況が続く=久慈市】

(2017/08/03)

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