「復興後の姿」どう描く 宮古市長選スタート


 18日告示された8年ぶりの宮古市長選は、いずれも無所属で新人の内舘勝則さん(61)と現職の山本正徳さん(61)の争いとなった。東日本大震災後初の市長選は、4市町村の合併で県内一広い自治体となった同市の「復興後の姿」を描く選挙となる。復興事業で整ったインフラや合併効果をどう生かしていくか、市民はそれぞれの視点で新たなまちづくりのかじ取り役を見極める。

 両候補は市中心部で第一声。内舘さんは「声なき声を一つ一つ捉える。宮古のかじ取り役を任せてほしい」と訴え、山本さんは「復興は道半ば。しっかりと成し遂げることが私の天命だ」と力強く宣言した。

 震災から6年3カ月余が過ぎ、主要産業の水産業が盛んな沿岸部では確かな復興を実感する市民も多い。

 2016年5月に本設再建を果たした同市鍬ケ崎の事業主(70)は「市魚市場が被災翌月に再開し、物流も比較的早く復旧するなど水産業への復興支援は手厚かった。鍬ケ崎地区の復興が進み、福利厚生を含めた廻来船の受け入れ態勢も早く充実してほしい」と、一層の発展を期待する。

 一方、合併で旧役場がなくなり、復興事業も少ない山間部は過疎が進む。

 復興の先にどんなまちをつくるべきか―。未来を見据えた論戦が注目される。

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【写真=台風10号豪雨で壊れた橋の近くを走り、支持を訴える選車=18日、宮古市茂市(画像の一部を加工しています)】

(2017/06/19)

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