盆踊りの輪、14年ぶり復活 陸前高田の集落


 陸前高田市小友町の常膳寺(小林信雄住職)で8月に行われていた上の坊集落の盆踊りが今夏、2003年以来14年ぶりに復活する。人口減少に伴う人手不足で開催できなかったが、東日本大震災の復興支援を縁に首都圏などから集落を訪れるようになった有志たちの協力を得て、祭りばやしを取り戻せることになった。

 18日は同寺の境内に約20人が集合。地域住民と関東から訪れた人らが下草刈りに力を合わせ、破損箇所や腐敗がないか確かめるためにやぐらを14年ぶりに組み立てた。

 上の坊集落の盆踊りは毎年8月16日に同寺で行われ、青年部を中心に住民総参加で盛り上がった。かつては夜店も出て、他の集落からも人が集まるほどだったが、17戸まで減ったこともあってできなくなった。

 同市小友町で昨年開かれた八幡神社式年大祭の打ち上げで、祭りの意義を実感した集落住民から「盆踊りを復活させるべ」との声が上がり機運が高まった。岩手大在学時に発生した東日本大震災の復興支援に携わり、2年前から集落で暮らしている一般社団法人マルゴト陸前高田の理事越戸浩貴さん(32)も賛同し、支援活動などを通じてつながりがあった首都圏の若者らが手伝ってくれることになった。

【写真=点検のため14年ぶりに組み上げたやぐらの前で盆踊りの成功を誓う上の坊集落の住民と首都圏などから訪れた有志】

(2017/06/19)

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