チャグチャグ馬コ、世界つなぐ 滝沢−盛岡、10日パレード


 本県の初夏の風物詩チャグチャグ馬コは10日、華やかな装束に身を包んだ馬コが滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から盛岡市の盛岡八幡宮までを鈴の音とともに行進する。今年は馬文化を通じた交流が始まったフランス・ペルシュ地方から、英国人のバージニア・クユミジヤンさん(61)が参加。9日は前日行事に足を運び「馬に感謝する気持ちが素晴らしい祭りだ」と本番を待ち望んだ。

 「夢のようです」。法被姿で同神社の馬コ写真撮影会に訪れたクユミジヤンさんは、着飾った馬コにカメラを向けた。

 馬コ文化を知ったのは、同地方原産で日本も導入している大型馬ペルシュロン種が縁。馬コの写真や映像を見て「フランスから日本に渡った馬が日本の地域文化に溶け込んでいた。涙が出るほど美しい」と魅せられた。「フランス人にも知ってほしい」と思い立ち、2015年夏、同地方の馬の祭典にチャグチャグ馬コ同好会メンバーらを招待するのに尽力した。訪仏した同好会滝沢支部の菊地和夫支部長(66)は「ここにしかない文化を堪能してほしい」と再会を喜んだ。

 クユミジヤンさんは10日、先頭の装束馬と共に約13キロの全行程を歩く。「最初から最後まで、瞬間瞬間を楽しみたい」と声を弾ませ、帰国後に馬コの文化を世界に発信する考えだ。

 馬コの行列は、前年より3頭少ない70頭が午前9時半に同神社を出発。同10時ごろ滝沢ニュータウン、午後0時40分ごろ盛岡駅、同1時半ごろ盛岡八幡宮に到着する。周辺道路は車両の通行規制を実施。滝沢市内は午前中、盛岡市中心部は昼前から午後2時ごろまで渋滞が予想される。

【写真=「馬に感謝する気持ちが素晴らしく、他に見たことがない祭りだ」と本番を楽しみにするバージニア・クユミジヤンさん(右)=9日、滝沢市鵜飼・鬼越蒼前神社】

(2017/06/10)

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