養殖ワカメ69%止まり 17年本県生産量、震災前3年比較


 2017年の県産養殖ワカメ入札会が終了し、4月末現在の数量は1万5276トン(16年最終実績比2・6%増)、金額は33億3363万円(同8・8%減)だった。数量は東日本大震災前の3年平均(08〜10年)の69・2%にとどまり、震災や高齢化に伴う生産者減少も進む。県や関係団体は生産性向上や作業の省力化など数量確保に向けた対策を模索する。

 入札会は3月14日から4月29日まで計5回開催。県漁連のまとめでは、4月末現在の数量は生が8115トン、塩蔵が7144トンなど。1キロ当たりの単価は218円(同0・9%減)で、13〜15年の平均を81・7%上回る高値だった。入札会終了後も断続的に出荷があり、数量増加が見込まれる。

 塩蔵は主力の芯抜き1等が10キロ当たりで最高2万円を超えた16年産には届かなかったが、綾里・前浜(大船渡市)産が4月7日に1万9499円、浜岩泉浦(田野畑村)産が3月28日1万9002円など高値が付いた。

 県水産技術センターによると、今シーズンのワカメは、しけなどの大きな災害がなく、おおむね順調に生育。県漁連などによると、16年産の高値の反動が懸念されたが、業者の在庫不足を背景に高値が付いたとみられる。

【写真=県産養殖ワカメの入札会。2017年産は高値が付いたが、数量は震災前の水準を下回る=4月、大船渡市・県漁連南部支所】

(2017/06/08)

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