若き運転士、三陸鉄道担う 2人が操縦者試験合格


 三陸鉄道(宮古市、中村一郎社長)の運転士候補生沼崎龍聖(りゅうせい)さん(20)=久慈市門前=と宇都宮聖花(せいか)さん(22)=宮古市崎鍬ケ崎=は、鉄道の動力車操縦者試験に合格し、7日に仙台市の東北運輸局で運転免許証の交付を受ける。被災した古里の一助となるため研修を重ね、つかんだ悲願の合格。2019年にJR山田線(宮古−釜石間)が移管され日本一長い三セク路線となる三鉄と、被災地の未来を乗せて三陸海岸を走る。

 沼崎さんが山田中2年の時に、東日本大震災が発生。壊滅状態だったJR山田線陸中山田駅(休止中)周辺の町中心部は災害公営住宅や商店が完成し、にぎわいを取り戻しつつある。移管後は古里で運転する可能性もあり「新しい路線の特徴を覚えねばならないが、走ってみたい」と、運転席からの街並みを思い描く。

 三鉄歴代2人目、11年ぶりの女性運転士となる宇都宮さんは、3年間務めた西武鉄道(埼玉県所沢市)を退社し昨年4月に入社。運転士になるのは高校時代からの夢で「運転席に座るのは何とも言えないほどうれしい」と笑みをこぼす。

【写真=「目の前の仕事をしっかりしていけば復興につながる」と成長を誓う沼崎龍聖さん=6日、山田町船越】

【写真=堰u一番技術が高い運転士になりたい」と燃える宇都宮聖花さん=6日、宮古市・宮古駅】

(2017/06/07)

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