岩手の音風景発信、工房や自然に光 盛岡で20日シンポ


 音からその土地の良さを見つめるサウンドスケープ(音風景)という考え方が広がりを見せている。音と環境に関心を持つ研究者らで組織する日本サウンドスケープ協会(東京都、鳥越けい子理事長)は20日、本県で初めてのシンポジウムを盛岡市内丸の県公会堂で開く。伝統工芸品に携わる職人によるパネル討論を行い、誰かに聞かせたくなる本県ならではの音を発信する。

 宮古市と盛岡市を拠点に活動する染織作家舞良(もうりょう)雅子さん、南部鉄器の工房タヤマスタジオ(盛岡市)の田山貴紘社長、酒造会社南部美人(二戸市)の久慈浩介社長の3人がパネリストを務め、各職場の独特の音風景を観衆に紹介する。

 シンポでは、同協会がホームページで募り、267件寄せられた「誰かに聴かせたいいわての音風景」も紹介。1996年に環境庁(当時)が定めた「日本の残したい音風景100選」には、滝沢市のチャグチャグ馬コの鈴の音など3件が選ばれたが、今回改めて、自然の静けさや祭りの音など「岩手の音」を考える。

 午後3時〜同5時半。参加費は一般千円、学生無料。申し込みは同協会ホームページ(http://soundscape-j.org)へ。

【写真=リズミカルに音を響かせながらホームスパンを織る舞良雅子さん】

(2017/05/19)

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