母子世帯57%が夜間も勤務 盛岡市と県立大が調査


 児童扶養手当の受給資格を持つ母子世帯のうち、働く母親の57%が午後6時以降も勤務し、小学生の3人に1人が放課後1人で過ごしている―。盛岡市は県立大と共同で、ひとり親世帯の生活実態について初めて調査し、結果を発表した。貧困が深刻とされる母子世帯を取り巻くさまざまな課題が浮き彫りとなった。

 母親の就労率は91・6%で、そのうち土日勤務のある人が76・8%を占めた。午前8時以前に働く早朝勤務は27・9%で、午後6時以降に働く夜間勤務の割合は57・6%に上った。

 子どもが塾や習い事をしていない人の中で、その理由に「経済的理由」を挙げる人は66・0%。「過去1年間に家族が必要とする食材を買えなかったことがあった」世帯は「よくあった」「時々あった」「まれにあった」を合わせると47・4%に上り、経済的に厳しい状況が裏付けられた。

 0〜6歳の子どもが思い通りにならない時、「怒鳴る、手を上げる」といった不安定な養育態度をしてしまう人の中で夜間勤務をしている割合は高く、相関関係が見られた。夜間勤務をしながら食事や入浴、寝かしつけなどをする負担は大きく、時間に追われて余裕がない状況が示された。

 小学生の児童のうち32・4%が放課後1人で過ごしている現状も明らかになった。こうした子どもたちの居場所づくりも課題と言えそうだ。

(2017/04/27)

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