被災地に不安、旧玉山住民は歓迎 衆院新区割り案


 衆院選挙区画定審議会(区割り審)が19日、安倍晋三首相に本県小選挙区を4から3に削減する区割り改定案を勧告したことを受け、分割された現3区の住民からは国政への声反映に不安の声も上がった。一方、現1区に編入され盛岡市と一体となる旧玉山村の住民は、従来の「ねじれ」解消を歓迎した。

 東日本大震災で大きな被害を受けた現3区の沿岸地域は、現2区の県北地域と統合され県土の約6割を占める広大な選挙区となる。釜石市甲子町の建設作業員の男性(38)は定数削減には賛成しながらも「地域の声が国に届きにくくなり、被災地の現実も人ごとになってしまうのではないか」と懸念。陸前高田市高田町の助産師の女性(66)も「滝沢市や久慈市など今までなじみのない地域と一緒の選挙区になるのは違和感がある。人口の少ない陸前高田市の声が国政に届くか心配だ」と気をもむ。

 盛岡市は現2区に分割されていた旧玉山村が統合され「ねじれ」が解消する。旧玉山村に当たる同市下田の男性会社員(23)は「本当は盛岡市と玉山村が合併したタイミングで一緒にしておくべきだった」と指摘。小選挙区が減ることについては「一票の格差はずっと問題になっていたので、仕方がないのではないか」と受け止める。

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(2017/04/20)

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