劇的勝利に大歓声 センバツ、盛岡大付初戦突破


 【大阪支社】岩手旋風の幕開けだ―。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で20日行われた第89回選抜高校野球大会1回戦で、盛岡大付は高岡商(富山県)を10―9の逆転サヨナラで下し2回戦に進んだ。スタンドの盛岡大付応援団は粘り強く戦うナインに大きな歓声を送り、劇的勝利の瞬間は喜びを爆発させた。同校は甲子園最高成績となる8強に向けて好発進し、初陣に挑む不来方にも勢いを与えそうだ。

 1点を勝ち越された直後の延長十回裏。生徒約150人や野球部員、父母、OBらは逆転を信じて応援のボルテージを上げた。林一樹選手(3年)の打球が二遊間を抜け、2者が生還。スタンドは一気に沸き返り、抱き合ったり手を取り合って勝利を喜び合った。

 サヨナラ打を含む2安打3打点と活躍した林選手の父和徳さん(51)=大阪府守口市=は「親元を離れて成長し、チームに貢献してくれた。感無量です」と勝利の余韻に浸った。

 19日の開会式で不来方の竹内菜緒さん(16年度卒業生)が国歌を独唱し、盛岡大付は劇的勝利で岩手に勇気を届けた。野球部OB会長で野球部・清翔寮のまかない係を務める小野寺均さん(51)は「去年の先輩の活躍を見て一つにまとまり、成長してきたチーム。しびれる試合だった」と振り返り、初戦を控える不来方には「一緒に勝ち上がり、岩手を盛り上げていこう」とエールを送った。

 (学年は新年度)

【写真=劇的な逆転サヨナラ勝利を収め、喜びを爆発させる盛岡大付の応援団=20日、兵庫県西宮市・甲子園】

(2017/03/21)

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