「北限のゆず」ドイツで発信 陸前高田特産、見本市へ


 陸前高田市の「北限のゆず」が海を渡る。20日からドイツ・ハノーバーで開催する世界最大級の展示会、国際情報通信技術見本市「CeBIT2017」でNTTが同市のユズを使ったジュースとゆず酒を八幡平市の蔵元わしの尾(工藤隆一社長)と二戸市の酒造会社南部美人(久慈浩介社長)の純米大吟醸「結の香」とともに来場者に振る舞う。陸前高田市では震災後からユズのブランド化を目指してさまざまな商品を開発。海外で評価を得られれば全国展開の道も開けるだけに関係者は期待に胸を膨らませている。

 CeBITは同地で毎年開催され、国内外から約22万人が来場する世界最大規模のITビジネス専門展示会。今回は日本が初めてパートナーカントリーに選ばれ、国内大手の約120社・団体が出展する。

 NTTグループのNTTドコモでは、県独自の酒造好適米「結の香」の酒米作りについて県工業技術センターと情報通信技術(ICT)を生かす共同研究を行っている。また、陸前高田市の「北限のゆず研究会」(佐々木隆志会長)のサポーターとしてユズ狩りや首都圏でのイベント開催など積極的に支援。海外ではユズフレーバーが人気で、見本市ではICTを紹介するほか被災地の現状を伝えながら「北限のゆず」の魅力を伝える。

 ジュース開発に携わったメグミプランニング(盛岡市)の小野寺恵代表は「地元産で作った過程がワインに似ていて興味を持ってくれると思う」と期待し、久慈社長は「陸前高田のユズは大きな可能性を秘めている。世界の人たちに知ってもらえる良い機会になる」と力を込める。

【写真=見本市での振る舞いを機にユズブランドの確立を期待する(左から)久慈浩介社長、佐々木隆志会長、小野寺恵代表】

(2017/03/19)

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