被災地学校に図書カード 盛岡の団体、支援息長く


 盛岡市のブック・エンド・ドリームプロジェクト(紺野衆代表)は、被災地の子どもたちに図書カードを贈る活動を続けている。発起人で元県立高校教諭の小山卓也さん(78)=盛岡市山岸=が描いた三陸の風景などをノートの表紙にして販売。益金で図書カードを購入してきた。東日本大震災から6年が近づく中で「子どもたちの笑顔が戻るまではやめない」と息の長い支援を誓っている。

 「作品ノート」は2冊一組で6種類。小山さんが油彩や水彩で、大槌町の大槌湾と船越湾の風景や岩手山などを表紙絵に描き、エッセーを添えた。心の復興のためにも子どもたちに本を読んでもらおうと、趣味の絵を生かした支援を目的に2013年に作った。

 大槌の風景画は小山さんが約25年前、大槌高の教頭時代に生徒らと完成させた思い出の作品。「震災前と同じ風景を取り戻すには数百年かかる。伝えなければ忘れ去られてしまう」と風化防止へ思いを込める。

 作品ノートはA5判64ページ。一組千円。ファクス(019・625・3456)か同プロジェクトのホームページから購入できる。

【写真=被災地への支援活動を続ける(右から)紺野衆代表、小山卓也さん、三浦満春さん。手前は三陸の海を描いた小山さんの作品】

(2017/02/17)

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