水揚げ量10万トン割れ 本県、主力サケやサンマ不漁


 2016年の本県の魚市場の水揚げ量は9万6020トンとなり、記録のある1994年以降では東日本大震災で漁業が大打撃を受けた11年(9万2561トン)に次ぐ低水準だった。主力魚種のサケ、サンマ、スルメイカが総じて不漁だったためで、10万トン割れは2回目。原因は震災による稚魚放流の減少や海水温の上昇、推定資源量の低下など複合的で今年以降の漁況も予断を許さない状況だ。

 16年の水揚げ量は6日に盛岡市内で開かれた県水産審議会で、県が県水産技術センター水産情報配信システムの産地魚市場(13カ所)の集計値として示した。

 震災前(08〜10年の3カ年平均)と比較した16年の水揚げ量の割合は全魚種で54%。魚種別はサケ35%、サンマ42%、スルメイカ25%、イサダ48%となり、例年1万トン超の魚が軒並み低調だった。主な魚種で震災前を上回ったのはタコ類の101%だけだった。

 不漁原因は▽震災後の稚魚放流数の減少(サケ)▽海水温の上昇、潮の流れの変化(サケ、サンマ、スルメイカ)▽推定資源量の減少(サンマ、スルメイカ)―などのほか、度重なる台風で漁に出られなかったり、外国船の大量漁獲の影響を指摘する声もある。

(2017/02/07)

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