東京駅の貴賓室に南部鉄瓶 奥州・後藤新平ゆかり


 【東京支社】奥州市は1日、東京都のJR東京駅(江藤尚志(たかし)取締役同駅長)に、同市水沢区の伝統工芸品南部鉄瓶を寄贈した。同区出身で初代鉄道院総裁、東京駅建設計画の生みの親とされる後藤新平(1857〜1929年)の縁。南部鉄瓶は天皇陛下や皇室、世界各国の賓客が利用する貴賓室に設置し「岩手の宝」を広くPRする。

 小沢昌記市長と福嶋真里(まさと)市商工観光部長、後藤安彦水沢鋳物工業協同組合専務理事が同駅を訪問。同区の南部鉄器伝統工芸士で現代の名工の佐藤勝久さん(82)が制作した虫喰鶴首肌鉄瓶を江藤駅長に寄贈した。

 貴賓室への設置は、小沢市長と同区の後藤新平記念館の高橋力館長が2015年10月に江藤駅長と懇談した際、江藤駅長が打診。小沢市長は「駅長の思いを実現したいと思っていたので大変光栄だ。鋳物に携わる方々にとって大きな励みであり、鉄器業界発展の一助になればと思う」と感慨深げだった。

【写真=江藤尚志駅長(右から2人目)に南部鉄瓶を寄贈した小沢昌記市長(左から2人目)。左は福嶋真里部長、右は後藤安彦専務理事】

(2017/02/02)

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