大規模大会運営に課題 盛岡のゴムボート川下りTweet 盛岡・北上川ゴムボート川下り大会(同実行委主催)は25日、盛岡市中心部の北上川で開かれ、出場男性がボートから転落し行方不明となり、市や県観光協会などで構成する実行委はフリーレース、パフォーマンスの2部門を中止した。その後、男性は無事が確認された。出場できずに終わった全国各地の参加者の一部からは不満の声が上がり、昨年、ギネス記録に認定された国内最大級の川下り大会は今後の運営に課題を残した。 今年で34回を数える大会で中止は初めて。 行方不明となったのは、2人組のタイムレースに参加した一関市の30代男性。午前9時50分ごろ、四十四田ダムをスタート直後、右岸の倒木にぶつかり転覆。パートナーの男性と共に川に落ちた。 パートナーは大会関係者に救助され、男性は後続の仲間のボートに助けられた。2人ともけがはなかった。しかし、大会本部はその事実をつかめず、男性は「行方不明」のままとなった。午前10時27分、盛岡東署が主催者側に大会の中止検討を要請。同11時14分ごろ中止を決めた。無事と分かったのは、その直後の同11時29分だった。 北上川は24日夜から降り続いた雨の影響で増水し、流れも速かった。盛岡西消防署によると、タイムレースでは8艇が転覆した。 転覆者は、監視員らがゼッケンで無事を確認し、大会本部に連絡したが、一関市の男性だけは見つけられなかったという。 実行委は例年通り、救助用のジェットボート3艇のほか、激流の予想される3地点でゴムボート6艇を待機させ、各橋には監視員1人を配置していた。 大会には全1152艇がエントリーし、フリーレース、パフォーマンス両部門には240艇、480人が出場する予定だった。 盛岡市東仙北の大会本部には、出場できなかった参加者が「参加費は返してもらえるのか」「延期は考えなかったのか」と詰め寄る姿も見られた。 フリーレース部門に参加予定だった青森県の公務員小野寺伸さん(24)は「初参加だったので残念。中止かどうかの判断基準は難しいと思うが、中止ならもう少し早く判断した方がよかった」と複雑な表情を浮かべた。 実行委の吉田春彦事務局長は「安全確認が取れなかったため、やむを得ず中止を判断した」と語る。参加費については「返還も含め、全体的に検証していきたい」としている。 (2010/07/26) 関連記事を取得中
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