「五保」記す墨書土器 金ケ崎・鳥海柵遺跡から出土


 

 金ケ崎町教育委員会は23日、同町西根の鳥海柵(とのみのさく)遺跡から「五保(ごほ)」と記された9世紀後半の墨書土器が出土したと発表した。「五保」は古代律令(りつりょう)制の末端行政組織で、町教委によると、五保と記された木簡(もっかん)の出土例はあるが墨書土器は全国で初めて。律令支配の地方浸透を考古学的に実証する貴重な資料となりそうだ。

 町教委の本年度発掘調査で、同遺跡南西部・本丸地区の竪穴住居跡で見つかった。口径13・7センチ、高さ4・25センチの土師(はじ)器の坏(つき)(盛り皿)に墨書の痕跡を発見。赤外線カメラでも確認した。

 「五保」は国―郡―里―保という、律令制行政組織の最末端。近隣の5家(戸)で「保」を組織、保長1人を置き、相互監視や逃亡者の探索、徴税などの連帯責任を負わせた。

【写真=金ケ崎町の鳥海柵遺跡から発見された墨書土器。中央に「五保」という文字が書かれている】

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

(2010/07/24)

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