地デジ普及率、本県低迷 難視聴地域どう対応


 

 地上デジタル放送への完全移行まで24日で1年に迫った。県内では、家電量販店で地デジ対応テレビの売り上げが伸びているが、テレビなど地デジ受信機の世帯普及率(3月現在)は66・7%と全国ワースト2位。山間部やビル陰のために映らない難視聴地域への対応も課題となっている。普及活動に取り組む総務省県テレビ受信者支援センター(デジサポ岩手)は「もう1年しかないと考え、早めの対応を」と訴える。

 23日は、県内の放送局アナウンサーと井沢一朗東北総合通信局長が達増知事を訪問し、地デジ完全移行をPR。井沢局長は県内の地デジ受信機世帯普及率が66・7%と全国ワースト2位だったことに触れ、協力を求めた。

 昨年9月の世帯普及率は全国最下位だった本県。これを受けてデジサポ岩手は相談会や説明会を重点的に開き、戸別訪問も実施してきたが、思うように数字は伸びていない。

 県内では本年度、22局のデジタル中継局が開設され、放送局による世帯カバー率は88%となる。ケーブルテレビなどを加えた世帯カバー率は94%となる見通しだ。

 一方で、7月20日現在の県内の難視聴地域は485地区、7949世帯に上る。山間部、マンションなど集合住宅やビル陰障害などで電波を受信できない地域の対応は、今後の課題だ。

 デジサポ岩手の太田谷夫センター長は「テレビなど受信機の準備や、難視聴地域での共同アンテナ設置など早めに地デジ対応に切り替えてもらえるようPRしたい」と語る。

 一方、県内の家電量販店では、家庭の1台目の買い替えは落ち着き2、3台目の需要が増加している。

 盛岡市盛岡駅西通1丁目のコジマNEW盛岡店では寝室や個室に置く20〜26インチほどの小型テレビの売り上げが伸びており近く売り場の構成も変える予定。

 千葉広義店長は「年末には駆け込み需要で供給が追いつかなくなる恐れもあり、新商品が出そろう秋口など早い時期に購入してほしい」と呼び掛ける。

(2010/07/24)

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