スジメせんべい誕生 宮古・すがた、8月発売


 

 宮古市黒田町の菓子製造販売すがた(菅田正義社長)は8月1日、市内で採れた海藻スジメを使った「海藻せんべい すじめの香(か)の子」を発売する。スジメの食用研究に携わった宮古水産高の生徒が今春入社し、開発に参加。海の恵みを生かした宮古の新名物を目指す。

 せんべいは、スジメの利用法を探る同校の依頼を受け、約5カ月間かけて今月完成。同社のいかせんべいをベースに、イカのだしや県産米粉、スジメの粉末などを入れて仕上げた。緑色を帯び、ほんのりと海藻の風味がある。

 タウリンやアルギン酸などイカとスジメに含まれる豊富な栄養素も売りの一つ。菅田社長は「健康食品として子どもからお年寄りまで食べてほしい」と期待する。

 開発に携わったのは、菅田社長の三男で工場長の睦さん(22)と伊藤絵梨香さん(19)、三浦麻莉子さん(21)、山本香澄さん(20)の若手社員4人。

 同社に今春入社した伊藤さんは、宮古水産高でスジメの食用加工法を研究した。ボイルし、冷凍加工した「三陸宮古のシャキシャキすじめ」は商品化され、同校は昨年度、全国水産・海洋系高校生徒研究発表大会で文部科学大臣奨励賞と水産庁長官賞を受賞。この高校時代の経験をもとに商品開発に当たった。

 伊藤さんは「スジメの特長を生かそうとみんなで考えたアイデアが詰まっている。多くの人にスジメを知ってもらいたい」と語る。

 商品は1袋3枚入り70円(税込み)。同社本店と同市藤原の藤原店、シートピアなあどで販売する。

【写真=8月から販売する「海藻せんべい すじめの香の子」】

(2010/07/21)

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