大船渡・猪川クラブ初戦突破 全日本学童軟式野球


 【東京支社】「小学生の甲子園」高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第2日は12日、神宮球場などで2回戦16試合が行われ、本県代表の猪川クラブ(大船渡市)は東風平星(こちんだほし)(沖縄)に3−2でサヨナラ勝ちし、初戦を突破した。県勢の初戦勝利は6年ぶり。

 猪川クラブは2−2で迎えた七回1死から千葉爽聖(あきまさ)(猪川小5年)が右翼へ三塁打を放ち、続く佐々木怜希(れいき)(同6年)が中前にサヨナラ打を放った。

 13日は3回戦8試合が行われ、猪川クラブは美保少年クラブ(鳥取)と対戦する。

 歓喜のサヨナラ

 千葉爽聖(あきまさ)(猪川小5年)が右手にヘルメットを高らかと掲げ、ガッツポーズで本塁を踏みしめると、ベンチから飛び出した猪川クラブの選手は抱き合ってサヨナラの歓喜を分かち合った。

 我慢強く守り、諦めない気持ちをつないで勝利を引き寄せた。小笠原康夫監督は「チームでつかんだ大きな1勝」とたたえた。

 初回、主戦仁田陽翔(にた・はると)(同6年)は四球と暴投で2点を先制される不安定な立ち上がりだった。しかし、立て直しが早かった。直球で攻め、四回2死満塁のピンチも三振を奪い、追加点を許さなかった。

 打線は一、三回に1点ずつ返し同点。以降はゼロが続いたが、好機は最終回に訪れた。七回1死、千葉が初球を見事に捉え右翼へ三塁打。「常に初球を狙っている。塁に出て次のバッターにつなぎたい気持ちで必死に走った」と勢いづけ、続く佐々木怜希(同6年)が中前に打ち返して勝利をもぎ取った。

 佐々木は「打てた時は『よっしゃ』と思った。勝ててうれしい。明日(13日)はもっと打って、ピッチャーが楽に投げられる試合にしたい」と仲間を思いやる笑顔を見せた。

(鈴木)

【写真=サヨナラ勝利にベンチから飛び出し、喜びを分かち合う猪川クラブの選手=東京・神宮球場】

(2017/08/13)
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