男子は千厩が39年ぶり頂点 県中学校総体・バドミントン


 第64回県中学校総合体育大会(県中学校総体)第2日は16日、各地で12競技が行われ、バドミントン団体は男子の千厩(一関)が39年ぶり、女子の衣川(奥州)が41年ぶりに優勝を果たした。水泳は女子200メートル平泳ぎで1年の辻山小珀(一関・磐井)が2分36秒62の県中学校新記録で全国中学校体育大会(全中)の標準記録を突破。男子200メートル自由形の今野文翔(ふみと)(奥州・水沢南3年)、女子3メートル飛び板飛び込みの伊藤妃雪(盛岡・見前2年)も全国切符をつかんだ。

 体操男子団体総合は北陵(盛岡)が2年連続で頂点に立った。陸上は男子共通1500メートルの大堰徳(ちから)(西和賀・沢内3年)が4分8秒32をマークし全国大会出場を決めた。柔道女子44キロ級は佐藤暖心(あこ)(久慈・長内3年)が制し、2階級にまたがり3年連続優勝。団体との2冠も遂げた。

 剣道女子個人の山口ひまり(花巻3年)、卓球女子個人の佐藤瑠衣(一関・大東2年)も団体に続いて王座に就いた。サッカーやバスケットボール、バレーボールなどは4強が決まった。陸上の一部種目と軟式野球、ソフトボールは雨のため順延となり、ソフトボールの決勝は17日、軟式野球の決勝は18日に行われる。17日は相撲など12競技が行われる。

 土壇場で勝負強さ

 土壇場で勝負強さを発揮した。男子団体の千厩(一関)は失いかけた流れを取り戻し、39年ぶりに優勝旗を奪還した。

 1勝1敗で迎えた決勝の第2ダブルス。第1ゲームを順調に取った千葉捺葵(なつき)主将(3年)・伊藤駆(2年)組だったが、第2ゲーム終盤に突如失速。「攻め急いでしまった」(千葉主将)とミスから逆転を許した。第3ゲームも悪い流れを引きずり、8−11でインターバルとなった。

 それでも2人に焦りはなかった。「攻めて1本取ろう」。相手ペアとは6月に1度対戦。プレー範囲の広い相手の前衛にシャトルを拾われることが多かった反省を生かし、左右に打ち分けた。

 それまで受け身になっていたが、ドライブの利いたショットで攻勢。怒とうの10連続得点で突き放すと、勢いそのままに勝負を決めた。

 選手は県新人優勝にも満足することなく、ダッシュや長距離走で基礎体力を強化。攻撃3人に対し1、2人でシャトルを返す練習にも力を入れ、粘り強さを磨いた。一発勝負の緊張感に慣れるため県外の大会にも参加。追い詰められた場面で、日ごろの特訓が生きた。

 次なる目標は今大会同様、花巻が舞台となる東北大会での8強進出。千葉主将は「攻めの姿勢で一つずつ勝ち進みたい」と語り、伊藤は「相手を圧倒するプレーを見せたい」と気合を入れた。

(下石畑)

【写真=男子団体決勝 千厩−前沢 終盤に本領を発揮し優勝を決めた千厩の第2ダブルス(右から)千葉捺葵・伊藤駆組=花巻市総合体育館】

(2017/07/17)
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