一関・厳美が初優勝 県中学校総体・卓球男子


 第64回県中学校総合体育大会(県中学校総体)は15日、滝沢市の滝沢総合公園体育館で中央開会式が行われ、開幕した。県内各地で陸上など15競技が実施され、卓球団体は男子の厳美(一関)が初優勝し、女子は大東(同)が2連覇を達成した。

 柔道団体は男子の山田が31年ぶりに制覇。女子は長内(久慈)が3年ぶりに王座を奪還し、全国切符をつかんだ。剣道団体は男子の福岡(二戸)が接戦を制して33年ぶりに優勝し、女子は花巻が2年ぶりの頂点に立った。体操は女子団体の厨川(盛岡)が2連覇。岩手町勢3校がぶつかったホッケーは、男子の川口が連覇し、女子は沼宮内が4年ぶりに勝った。

 陸上は男子共通砲丸投げの三田地駿太郎(盛岡・米内3年)が、大会新記録の13メートル25で制した。バドミントン団体は男女とも準決勝までを終え、ソフトボールは連覇を狙う花泉(一関)など4強が決定し、サッカーは8強が決まった。16日は水泳など14競技が行われる。

 攻めの姿勢、勝利呼ぶ

 男子団体の厳美(一関)は、勝負どころで集中を切らさず初優勝を成し遂げた。決勝は好敵手を逆転で破り、選手の目にはうれし涙が光った。

 決勝は苦しかった。相手エースらを前に第1、第2シングルスで連敗。それでも選手たちは声を切らさず、ベンチも一体となって後押しした。劣勢の中でも戦う気持ちを失わなかった。

 仲間の気持ちに応えるように、1年生の第3シングルス遠藤唯夢がまず1勝。「3球目で決められるようドライブを意識した」と、ひるまず攻めの姿勢を貫いた。続く菅原海翔主将(3年)もコースを打ち分け、相手に付け入る隙を与えず勝利を挙げた。

 最後まで試合が続いたダブルスで勝敗が決した展開が、激戦を物語る。2勝2敗の状態となった中、藤原凜(3年)・小田島愛来(めぐる)(2年)組も粘りを見せて3−2で勝ち、歓喜の瞬間を呼び込んだ。

 小田島は「(先行され)焦りもあったが、打ち合いを取れたのが良かった」と要所でしっかり得点。「技術は互角。ダブルスを取れるか次第」との遠藤淳アドバイザーの期待通り、それぞれが実力を発揮した。

 決勝の相手、大野(洋野)は、昨年の県新人準決勝で敗れた相手。菅原主将は「負けた経験があったからこそ、ここまでこられた」と振り返り、「チームワークと技術を高め、東北4強を目指す」とレベルアップを誓った。

(下石畑)

【写真=男子団体決勝 厳美−大野 逆転優勝の流れをつくる勝利を挙げた厳美の(右から)藤原凜・小田島愛来組=奥州市総合体育館】

(2017/07/16)
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