紫波総合・中野が自転車男子3冠 県高校総体


 第69回県高校総体第3日は27日、各地で体操やホッケーなど12競技が行われ、自転車トラック男子は中野慎詞(紫波総合3年)が1000メートルタイムトライアル、スプリントをともに県高校新記録で制し、チームスプリントと合わせ3冠に輝いた。

 ホッケーは男女ともに沼宮内が優勝。男子は8連覇、女子は3年ぶりに王座に返り咲いた。陸上男子やり投げは紺野岬(大船渡東3年)が65メートル99の大会新記録で優勝。女子400メートル障害は阿辺いつき(北上翔南3年)が勝ち、25日の400メートルに続いて2種目制覇した。同砲丸投げは野場知聡(久慈3年)が2連覇を果たした。

 体操男子団体は盛岡南が3年連続優勝し、二階堂颯哉(そうや)(2年)は個人総合も制した。女子団体は花巻南が2連覇し、メンバーの千葉せれが(3年)が個人総合の頂点に立った。弓道個人男子は岡本翔(一関工2年)、女子は全国選抜8位の松本花菜(福岡3年)が優勝した。空手道個人形男子は上野正孝(3年)、女子は古里美佳(3年)の不来方勢が制した。

 第4日の28日は11競技が行われる。

 終盤も勢い落とさず

 紫波総合の中野慎詞(3年)が男子2種目で県高校記録を更新し3冠を達成。進化を遂げた走りで圧倒したスプリンターは「目標は全国」と気を引き締めた。

 圧巻の走りだった。チームスプリントで優勝、スプリントで県高校記録を更新して臨んだ得意の1000メートルタイムトライアル。スタートから一気に加速すると終盤も勢いを落とさず、自身が前回出した県高校記録を0秒68上回る1分6秒17をマークした。

 「去年はガツガツこいでいるだけだった」と中野。この日はスタートで力まず中盤にギアを入れ直す、という想定通りのレースを展開。「トップ選手のラップタイムや攻め方を研究してきた」と、大舞台での経験を生かし、技術を磨いた成果を存分に発揮した。

 体調は万全ではなかった。3月にアキレス腱を負傷し約1カ月半離脱。それでも週に3回程度プールに通い体力低下を防ぎ、筋力トレーニングも強化した。後半の持久力が課題だったが「余裕を持って走れるようになった」と、けがを乗り越えさらに力を付けた。

 東北大会を経て、いよいよ目標のインターハイに挑む。前回は終盤に失速し7位と悔しい思いをした。中野は「課題はあるがまだタイムは伸びる。今年こそ優勝したい」と集大成での飛躍を誓った。

 (下石畑)

【写真=男子1000メートルタイムトライアル決勝 最後までペースを落とさず県高校記録を更新した中野慎詞(紫波総合)=紫波町・紫波自転車競技場】

(2017/05/28)
[PR]

トップへ