震災の風化防止へ記録誌 大槌、19年3月に発行へ


 大槌町は7日、東日本大震災直後の状況や復興に向けた取り組みをまとめた震災記録誌を2019年3月11日に発行する方針を明らかにした。震災の教訓を後世に伝承し、風化防止の取り組みを促進する。

 同日の町議会議員全員協議会で示した。記録誌はA4判300ページ規模を予定。被災直後の状況や復興の過程に加え、震災後から支援を続ける団体の活動なども掲載する。町は18年1月に町民主体の編集委員会を立ち上げる。

 千部作製し、県内市町村や図書館、学校などに配布するほか、町のホームページ(HP)にも掲載する。17年度の事業費は772万円で、国の復興交付金を活用する。

 北田竹美震災伝承推進室長は「住民が震災にどのように向き合ったのかという視点を大切にしながら記録誌編さんに努めていきたい」と力を込める。

 同町の震災記録誌を巡っては、15年に町が仙台市の会社に業務委託。同社が編集作業を進めていたが、管理体制の不備などが発覚したため、町は契約を解除し、発行を延期していた。

(2017/11/08)
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