復興工事影響、9年ぶり復活 大船渡の新山神社五年祭


 大船渡市三陸町吉浜の新山神社(渡辺栄子宮司)の復興祈願式年大祭(五年祭、実行委主催)は8日、吉浜地内で開かれた。東日本大震災の復興工事の影響で見送ってきたが、9年ぶりに待望の復活。みこしの海上渡御や伝統の権現舞を力強く奉納し、復興と地域再生の願いを込めた。

 同神社で余興を奉納し、市杵嶋姫(いちきしまひめ)神社、大海津見(おおわだつみ)神社を合わせた3社のみこしを担ぎ、根白(こんばく)漁港まで練り歩いた。大漁旗がなびく漁船にみこしを載せ、約30隻の船団が吉浜湾を周回した。

 漁港では四つの祭り組団による手踊りが奉納され、太鼓の音色、美しい着物に身を包んだ女性たちの演舞が観客を魅了。漁船は約1時間湾内を巡り、多くの市民が手を振って出迎えた。

 吉浜地区では4年に1度、大漁豊作などを願う五年祭を開催していたが、震災の津波で漁港施設が全壊し、漁船が流失するなど甚大な被害を受け、2012年、16年は中止を余儀なくされた。

【写真=大漁旗をたなびかせ出港したみこしの海上渡御】

(2017/10/09)
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