岩泉の豪雨被害と類似性指摘 九州入りした本県関係者ら


 九州豪雨の被災地入りした、元県立大准教授で静岡大防災総合センターの牛山素行教授(災害情報学)と、同じく元県立大准教授で日本福祉大(愛知県)の山本克彦准教授(社会福祉学・教育学)は10日、岩手日報社の電話取材に対し、被災地の状況や必要な支援などを語った。ともに昨年の台風10号豪雨との類似性を指摘し、一層の備えと復興への支援を訴えた。

 牛山教授は8日、福岡県朝倉市の被災地を調査。比良松(ひらまつ)中付近から杷木(はき)地区までの国道386号沿いと周辺の山麓部を回り「改めて山地河川の洪水の怖さを感じた。昨年8月の台風10号豪雨で被災した岩泉町と共通する」と印象を語った。

 山本准教授は8日夜に福岡県入りし、9、10両日、東峰村で災害ボランティアセンター(VC)開設に向けた環境整備などに励んだ。南北に長い同村は道路の寸断で村内が分断されたままで「昨年の岩泉町の岩泉地区と小川地区のようだ。災害VCは南北エリアに1カ所ずつ必要だろう」と説明する。

 近隣の社会福祉協議会が行った住民ニーズ調査によると床上浸水した家屋の泥出しを求める声が多かった。ボランティアの受け入れ態勢を整えた上で、今週末のVC開設を予定して動いており、支援者の滞在拠点の整備や移動手段の確保などを調整している。

【写真=土砂に覆い尽くされた福岡県朝倉市杷木地区の住宅地。車は横転し、土砂に埋まっていた(山本克彦准教授提供)】

(2017/07/11)
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