陸前高田「俺っ家」復活 人気居酒屋、新市街地に開店


 東日本大震災で陸前高田市の店が流失し、盛岡市で営業していた居酒屋「公友館 俺っ家(ち)」(熊谷浩昭代表)が13日、陸前高田市高田町で復活した。個人店舗としては新市街地初の開店で、待ちわびた市民らが再会を喜び合う声であふれた。同店を皮切りに今後市街地の復興が加速するが、一方で人口減少や復興工事の終了、中央資本の店の進出などによる競争激化も懸念される。新たなまちににぎわいを呼び込むため、交流人口の拡大などに連携した取り組みが求められる。

 震災前と同じ赤い壁や大漁旗、かつて店の近くにあった映画館公友館にちなんだ映画の宣伝チラシ。活気ある店内に「久しぶりだな」の声が響く。同市高田町の主婦戸羽恵さん(40)は「マスターの人柄が魅力。にぎわうまちの一歩になればとみんな思っている」と復活を歓迎した。

 熊谷代表(57)は「盛岡で築いた絆を三陸一帯につなぎたい。新市街地をみんなで力を合わせて盛り上げたい」と決意を込めた。

 陸前高田商工会の伊東孝会長は「個人店舗の開店は新たなまちづくりのスタートになる」と期待を示し、「中心市街地ができてくれば、商工会もタッグを組んで観光客を呼び込む工夫が必要になる。具体的な方策を考えていきたい」と力を込める。

【写真=「公友館 俺っ家」の開店を喜ぶ客をもてなす熊谷浩昭代表(左)】

(2017/06/14)
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